ロードバイク初心者が2000km走った時点で感じているツライこと

早いものでロードバイクに乗り始めてから1年弱が経ちますが、ようやく走行距離が2000kmを超えました。

たった2000km走っただけですが、ロードバイク初心者がロードバイクに乗ってみて感じたことを素直に書いていきます。内容としては、ロードバイクに乗る前のイメージと、実際に乗ってみてのギャップを書いていきます。

乗り始め初期の感想

あれっ?10km走っただけでツライ

最初にロードバイクに乗ってライドにでかけたときは、いきなり100km程度のコースを走ろうとしていました。我ながら今思えば無謀ですが、乗った時点ではいけると思ったんですね。バカですね。

それで10kmぐらい走っただけなのに、結構ツラかった記憶があります。正直、自分が情けなくなりましたね。たった10kmでもツライなんて、体力が全然無いんだなと。(日頃運動はしているので、体力的には少し自信がありました…)

結局その日は、40kmぐらい走った時点で限界を感じて引き返しました。結果的に往復80km走ることになりましたが、帰りの道のりは3kmに1回ぐらい休憩を取って両足を攣りながら帰ってきました。本当にツラかったですね…笑

ということで、乗る前までは100kmぐらい楽勝だと思っていたけど、実際に走ってみると10kmで怪しくなり、野垂れ死にしそうになりながら80kmぐらい走れたという、想像と現実のギャップがありました。

やっぱりお尻は痛い

ロードバイクに乗るとお尻が痛くなるというのは、乗る前から分かっていたことです。なので、パッド入りのレーパンを事前に購入していました。(パールイズミの安いやつ)

パッド入りのレーパンなら、そんなに痛くならんやろーと思って乗っていると、めっちゃ痛かったです。

激痛が走るというよりは、ヒリヒリするというかサドルに座っているのが不快なレベルです。お尻が痛くて無駄にダンシングしたくなりました。

このお尻の痛さは、乗っていると慣れてはきます。ただし、慣れて全く問題なくなるかと言われるとそんなことはなくて、お尻痛くなってきたな〜とスルーできるぐらいの感覚になります。

ちなみに購入したレーパンはこれ↓です。安かったのと、安定のパールイズミだったので購入しました。パッドは結構しっかりしていますよ。

前傾姿勢ってこんなキツイの?

ロードバイクって周囲から見ると、かなり前傾姿勢ですよね。でも実際に乗ってみると、もっと前傾姿勢でした。(想像よりも前傾姿勢はキツイという意味)

僕が乗っているのはグラベルロードなので、通常のロードバイクに比べるとアップライトなポジションなんですが、最初はこの前傾姿勢が結構ツラかったですね。

ロードバイクのハンドルっていっぱい握るところがあって、スタンダードな手の位置ってSTIレバーのブラケット部分だと思いますが、そこを握るのさえちょっとしんだかったです。いわゆる上ハンを握りたくなります。ただし、上ハンを握ると空気抵抗が大きくなるのでしんだいんですよね。だからといって下ハンとかブラケットを握ると姿勢がキツイというツライ状況です。

自分はブラケットを握っても違和感がなくなったのが1000km弱ぐらい走ってからかもしれませんね。意外と時間がかかりました。さらに下ハンを使い始めたのは1500kmぐらいからです。

ロードバイクってハンドルを握るだけでも、慣れるのに時間がかかるしんどい乗り物だと感じましたね。もちろん慣れれば快適なんですけどね!

お腹がペコペコ、ご飯が美味しい

自転車の消費カロリーがすごいというのは前情報で分かっていました。エネルギーが足りなくなってハンガーノックになるというのも、納車のときに教えてくれました。

っで、実際に50kmとか走ってみるとめちゃくちゃお腹が減ります。乗りながら補給食も食べていて、ハンガーノックになるような状況にはなりませんが、ライドを終えてからお腹がめっちゃ減っていることに気づきます。

そして、お腹が減った状態で食べるご飯はすごく美味しいということに気づきます!子供のときの感覚がちょっと思い出された瞬間でしたね笑

2000km走って気づいた、この世界の厳しさ

あれっ?30km/h巡航ってこんなしんどいの?

乗り始める前は正直30km/h巡航は楽勝だと思っていました。がしかし、すごく大変ですね。30km/h巡航は、最初は5分と続きませんでした。今でもあまり長く続きません。

この想像と現実のギャップは結構ツライものがあります。想像では「30km/hで巡航は余裕」理想は「25km/h巡航ぐらいが限界」という感じですから、いろいろと自信を無くしました。。。

ロードバイクの30km/h巡航って意外と敷居が高いので、乗り始める前から難しいものだという認識を持っておいた方が良いと思います!

100kmは走れるけど…

一回のライドで100km走るというは、案外初期の段階でもできないことはありませんでした。僕の場合は乗り始めて3回目ぐらいのライドで100kmを死にそうになりながらも走ることできました。

それからだんだんと、自転車に慣れてきて100kmも死にそうにはならずに走ることができるようになりました。しかしながら、やっぱりツライ。自転車はツライというのが前提な気がしてきています。

登りもツライ

自転車に乗る人は、ヒルクライム(山を登る)が好きな人が結構いると聞きます。自分は周りに自転車乗る人がほとんどいないのでよく知りませんが、Youtubeとか見ているとヒルクライムをしている動画がよく出てきます。

っで、実際にヒルクライムをしてみると、これまたしんどいです。まだ100mとか200mとかのレベルだったら勢いで乗り切れるんですが、1000mとかになってくると自分との戦いになってきます。「ツライ、キツイ、歩きたい!」という精神状態をいかに乗り切るか、、、難しいです。

本当に自転車ってツライ乗り物ですね。

ただし、ヒルクライムは楽しいというか、達成感はたしかにすごくあります。1000mだったり1500mだったりの標高を登り切ると、それなりにいい景色が見れますし、着実に進化している自分がわかります。そういう感覚にハマる人は多いのかもしれませんね。

向かい風は最大の敵

自転車で受ける向かい風は、今日は自転車に乗るんじゃ無かったと後悔させるのに十分な威力があります。

風の強い日は自転車には乗らないのが正解だと思います。本当に。

ただし、追い風は逆に最高です。自転車ってこんなに気持ちいいんだと思わせてくれる魅力があります。なので、できるだけ追い風はモロに受けられて、向かい風はなんとか回避できるようなコースを作ることも重要です。そんなに都合の良いコースはなかなか無いですが…

ツライこともだんだんと楽しめるようになってくる不思議

人間ツライことからは逃げたくなりますよね。自分はできるだけ、しんどいツライことから逃げるように生活をしています。そういう生活をしてると、だんだんとツライという感覚がわからなくなってくるんです。

どういう感覚か説明しづらいんですが、ツライという感覚を感じずに生活していると、なんでも楽な選択をしようとしてしまうんですよね。もちろん苦しい選択をするのが正解かと言われると違うんですが…長期的に見て苦しい選択をしたほうが良いとわかっているのに、短期的に楽な選択をしてまう場面ってあると思いますが、そういう感じになっちゃいます。

こういう、ちょっとダメ人間的になりそうなときに、自転車でツライ思いを存分に味わっておくと、そこそこのツラさが苦でなくなってきたりします。もちろん自転車のツラさって、身体的なツラさがまあまあの割合なので、生活で生じる精神的なツラさとは少し違うんですが…ツライという感覚に慣れるという訓練になると僕は思っています。

こういう話を他の人にすると、少し引かれたりするので自分の中でとどめておくことにします。

自分の力で前に進んでいる感覚は気持ちいい

僕はバイクにも乗ったりしていて、エンジンの力を借りればほとんど体力を使うこと無く60km/hまで加速することができます。

しかしそれでは味わえない気持ちよさが自転車にはあります。

やはり100%自分の力で前に進んでいる自転車というのは、単純なスピードというのとは別の次元の気持ちよさがあります。例えるならば、お年玉で買ったゲームよりもバイトで自分稼いだお金で買ったゲームの方がなんか満足感ある。みたいな?ちょっとイマイチなたとえですが、自分の力で走るというは、バイクとか車で走るよりもクリーンで生産的なものだと感じさせてくれます。

もちろん、自分の力でスピードも出せればもっと気持ち良いです。

暑くても、寒くても意外と大丈夫

自転車はアウトドアな趣味で、暑さや寒さをもろに受けます。しかし意外にも、走り出してしまえば、案外気にならずに走ることができます。

冬の寒い日は、乗り出してから10分ぐらいは寒くてツライですが、温まってくれば寒さをあまり気にせずに走ることができます。下り道はウィンドブレーカーが必須ですが…あと鼻水が大量に出ます。

夏の暑い日は、ある程度汗をかけば走行風が汗を冷やしてくれて、じっとその場でいるより涼しい感覚になります。夏でも自転車は乗れます。

ロードバイクはそれなりの我慢が必要な乗り物

素直なロードバイクの感想として、ツライ乗り物というのは間違いないです。しかし、自分の成長を感じられたり、風を切って走る気持ちよさがあったり、健康的なことをしているという気持ちよさがあったりと、ツラさを少し上回るぐらいの良さもあります。

今のところコロナの影響でロングライドもほとんどしておらず、1泊以上のツーリングもしたことがないので、これからもっと楽しみが増えいくものだと思って、ロードバイク生活を続けていこうと思います。

ロードバイクって、いろいろ楽しむシチュエーションは多いものだと思っているので、近所を走るだけではなくて、いろいろと楽しめる乗り方を見つけていきたいと思います。

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