ガソリン車の重量税はいくらなのか?エコカーの基準がわかりにくいけど調べてみた
車を購入するときには、税金について考える方も多いんではないでしょうか。車両価格だけの比較ではなく、税金も含めた計算をしなければ乗り出し価格がわかりませんよね。
特に、ハイブリッドとガソリン車を比べたり、ディーゼルとガソリン車を比べるとエコカー減税なるものが存在していることに気づきます。プラグインハイブリッドやクリーンディーゼルは、100%免税となるためわかりやすいです。しかし、ガソリン車やハイブリッド車の場合は、とある基準をどれぐらい達成しているのか、程度によって変わってきます。
目次
重量税の税額
※新車(3年)の場合
車両重量\区分 | ディーゼル、EV、ハイブリッド等(燃費基準+40%達成) | ガソリン、ハイブリッド等(燃費基準+20%達成) | ガソリン、ハイブリッド等(燃費基準達成) | その他(燃費基準未達成) |
---|---|---|---|---|
0.5~1.0t | 免税(0円) | 7,500円 | 11,200円 | 24,600円 |
1.0~1.5t | 免税(0円) | 11,200円 | 16,800円 | 36,900円 |
1.5~2.0t | 免税(0円) | 15,000円 | 22,500円 | 49,200円 |
新車購入時の重量税は上記の表のようになります。ディーゼルやPHEV、EV車は免税のため0円となるのでわかりやすいです。
しかし、ガソリンやハイブリッドに関しては、基準の達成度合いによって税額が変わってきます。それについては、次の項目で解説します。
ちなみに私が乗っているMAZDA3は、ディーゼルのため重量税はかかりませんでした。同じMAZDA3でも2リッターガソリンの20Sの場合は、重量1,350kgでWLTCモード燃費が15.8km/Lのため、燃費基準未達成で36,900円かかります。
燃費基準とは
令和2年度燃費基準値
区分 | 燃費基準値(WLTCモード) |
---|---|
741kg未満 | 24.6km/L |
〜856kg | 24.5km/L |
〜971kg | 23.7km/L |
〜1,081kg | 23.4km/L |
〜1,196kg | 21.8km/L |
〜1,311kg | 20.3km/L |
〜1,421kg | 19.0km/L |
〜1,531kg | 17.6km/L |
〜1,651kg | 16.5km/L |
燃費基準は令和2年現在、上記の表のように決まっています。この基準値に対して、何%上回っているかによって重量税が変わってきます。例えば、最近出たトヨタのヤリスの場合は、重量1,050kgでWLTCモード36.0km/Lなので基準値を53%上回っています。40%を超えているので重量税は免税となります。
ちなみに、MAZDA3の2リッターガソリンの場合は基準値に対して17%下回っています。
車種ごとの基準達成率
購入検討中の車が基準値を上回っているのか気になる方は、国土交通省のWEBサイトに各メーカーの車種ごとにデータが掲載されているので探してみてください。
自動車の燃費性能に関する公表:https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr10_000013.html
エコカーは初回車検時の重量税も免税される
ディーゼル、PHEV、EV車は初回車検の重量税も免税されます。この制度については、少々説明がめんどくさいので国交省のWEBサイトを見てください…(怠慢)
平成31年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方(フローチャート)その2:https://www.mlit.go.jp/common/001288604.pdf
次回車検時の重量税を調べる
すでに納車されている方は国土交通省のWEBサイトで、次回車検時の重量税額について照会することができます。気になる方は使って見てください。車体番号が照会には必要です。
国土交通省次回自動車重量税額照会サービス:https://www.nextmvtt.mlit.go.jp/nextmvtt-web/
自動車重量税についてまとめ
ガソリン車の重量税は、決められた燃費基準を何%上回ってるかで額が決まります。燃費基準は数年に1度変更されるようです。
トヨタのWEBサイトには、何%減税かわかりやすく書かれていました。しかし、マツダのWEBサイトにはあまり詳しく書かれていです。おそらく、ガソリン車でエコカー減税対象になっているものがないからかもしれませんが…
余談ですが、国交省にあるマツダガソリン車のデータで内に1台だけ、減税対象に入っている車種がありました。それは、MAZDA3X セダン(16インチホイール、車重が1,430kgのグレード)です。かなり限定的にはなりますが、あるにはあったんです。しかし、減税対象のMAZDA3をマツダの簡単見積で探してみましたが、出てきませんでした。実際に減税対象になるかは、ディーラーに確認する必要がありそうです。対象のグレード選ぶ人はおそらくいない気がしますが…
ここまでガソリン車や、ハイブリッド車の自動車重量税について、基準がよくわからなかったので調べてみたんですが税制がやや複雑です。昨年2020年に自動車税の改正があったりしたので、一時的な措置が講じられていたりします。そのため、ここに書いてある情報も時間が経てば変わってくるため、注意してください。
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